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ホームヘルパー講座のカリキュラムについて

ホームヘルパー講座の具体的な中身について見ていこうと思います。
現在「有効」なホームヘルパー資格は、1級と2級のみです。3級は平成22年3月31日をもって事実上廃止になっています。1級についても平成24年3月に廃止される予定です。(詳しくは、【ホームヘルパーの基礎知識】「ホームヘルパーは廃止になるの?」をご覧下さい)

ここではホームヘルパー2級の講座のカリキュラムについて紹介します。これは厚生労働省の指導によるもので、通学・通信講座に関わらず全てのホームヘルパー2級講座はこのカリキュラムを基にしています。講義時間は130時間となっており、講義の内訳は、基礎講座が58時間、実技演習が42時間、介護施設での実習が30時間です。
以下、科目の一覧です。

●基本講義
・社会福祉の基本的な理念及び福祉サービスを提供する際の基本的な考え方に関する講義:6時間
・老人保健福祉及び障害者福祉に係る制度及びサービス並びに社会保障制度に関する講義:6時間
・訪問介護に関する講義:5時間(そのうち訪問介護員の職業倫理に関する講義は2時間以上)
・老人及び障害者の疾病、障害等に関する講義:14時間
・介護技術に関する講義:11時間(そのうち事例の検討に関する講義は4時間以上)
・家事援助の方法に関する講義:4時間
・相談援助に関する講義:4時間
・医学等の関連する領域の基礎的な知識に関する講義:8時間

●演習
・福祉サービスを提供する際の基本的な態度に関する演習:4時間
・介護技術に関する演習:30時間
・訪問介護計画の作成等に関する演習:5時間
・レクリエーションに関する演習:3時間

●実習
・介護実習:24時間(特別養護老人ホーム等における介護実習及び訪問介護に関する実習を行う。)
・老人デイサービスセンター等のサービス提供現場の見学:6時間

各科目の中身は、講義毎にさらに細分化されますが、その内容は、講座を実施する教育機関によって若干の違いがあったりします。また、これよりもさらに時間をかけて講義をするところもあるかと思います。

実習の項の、介護実習24時間については、訪問介護での実習12時間(2日間)・グループホームまたは老人ホームでの実習12時間(2日間)としているところが多いようです。つまり、実習については、老人デイサービスセンター等のサービス提供現場の見学6時間(1日間)も合わせて5日間ということになります。

通信講座の場合は、基礎講座84時間中72時間が通信教育での学習で、その他は通学によるものとなります。ですから、完全に通信教育だけで成り立つ講座はありません。もし基本講義を休んだ場合は、補習として該当する講座を再受講するか、レポート提出による自宅学習での代替となります。演習・実習を休んだ場合は、再受講しないと修了出来ません。
「受講し修了した」という証として、ホームヘルパー2級資格の取得となるわけですから、講義は事実上全部受講する必要があるのです。

130時間という時間は長いように思えますが、実際のところ内容が濃く詰め込んであり、「促成栽培」の感は否めません。修了証書を手にして、実際に仕事に就かれた後でも、随時講座で学んだ内容を振り返り復習することが必要かと思われます。