HOME > 資格について > 2級の資格について

ホームヘルパー2級の概要

ホームヘルパー2級資格は、平成3年に1~3級の段階別研修システムが制度化されたことで誕生しました。これは、介護保険が始まることによる介護職員需要に応えるためのヘルパーの大量養成・確保が目的であったと言われています。

 

それまでにも介護の現場では「介護福祉士」という資格がありましたが、この資格は研修課程の期間が長く大量に増やすことが困難だったので、それを補うためのものがヘルパー資格であったわけです。資格試験無し、研修受講のみで取得出来るようになっているのも、大量に養成する必要があったことが原因でしょう。

訪問介護員2級養成研修を受講することで資格取得となるので、正式には「訪問介護員2級養成研修修了者」と呼ぶのが妥当なようですが、「ホームヘルパー2級」という呼称が定着していて、厚生労働省の資料でも、「ホームヘルパー2級」という言葉が使われたりしています。介護福祉士とは違い、ホームヘルパー資格は、自治体が認める資格となっていますが、全国一律に厚生労働省のカリキュラムに沿って養成研修が開かれているので、全国どこでも通用する資格となっています。

ホームヘルパー資格のうち、3級は家事援助のみ出来る資格であり、2級は家事援助の他身体介護や移動介助等介護全般出来る資格、1級は2級で出来ることに加えて管理的内容(サービス提供責任者)も加えた資格になります。
(ホームヘルパー1級は、ホームヘルパー2級実務経験後1級研修を受けることで取得可能)

よって、ホームヘルパー2級は、ホームヘルパー資格の中でも中核となる資格で、職務を全般的にこなす、介護施設における主戦力となる資格であります。

なお、介護保険施行から十数年が経ち、制度も色々見直されています、ホームヘルパーの資格制度もまた見直しが入り、ホームヘルパー3級は平成21年3月31日に事実上廃止、ホームヘルパー1級は、平成24年3月に廃止される予定(介護職員基礎研修の創設に伴って、ホームヘルパー1級と介護職員基礎研修の役割が重複するため)です。
(詳しくは、「ホームヘルパーは廃止になるの?」の項を参照して下さい。)

ホームヘルパー2級については、廃止の予定は無く今でも充分通用する資格となっています。介護の現場で大多数の人口を占めるホームヘルパー2級を廃止にすれば現場で大混乱が起こるでしょう。当面廃止はないと判断できます。

なお、介護・福祉関係の上位資格の受験(受講)には規程のホームヘルパー2級実務経験年数が必須であったり、ホームヘルパー2級実務経験年数に応じて養成研修課程の時間数が一部免除される等、キャリアに応じた配慮があります。早くホームヘルパー2級資格をとって上級の資格に備えるのも良いでしょう。

3級を取らないと、2級は取得できないの?

ホームヘルパー2級の資格を目指す方の中には、「3級の資格を取らないと、2級の資格は取れないの?」と疑問に思っていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。結論から言いますと、3級の資格がなくても取得出来ます。

ホームヘルパー3級は、訪問介護に於いて家事援助が出来ますが、身体介護や移動介助等、利用者の身体に触れる種類の介助は出来ません。訪問介護の場以外の介護の場、例えば特別養護老人ホームやグループホーム等、殆ど身体介護や移動介助が必要です。ですから、ホームヘルパー3級の活躍の場はあまりにも限定され、仕事がない状態なので、中途半端な資格となってしまったのです。

平成22年3月31日をもって事実上廃止になっています。廃止になっていますから、ホームヘルパー3級の講座も、現在ではほとんど開かれていません。

さて、ホームヘルパー2級は、家事援助・身体介護・移動介助が出来、介護全般にわたるサービスを担うことのできる資格です。ホームヘルパー2級の講座を受講するための特別な条件はありません。実務経験も不要です。誰もが講座を受講出来、修了することによって資格を取得出来ます。資格試験はありません。そして修了後は様々な活躍の場が待っている、それがホームヘルパー2級資格です。
介護職の入門的資格にして、第一線で働くための資格とも言えるでしょう。2級の講座のカリキュラムで、座学による基礎講座よりも実技演習と施設実習に時間を割いているのも、即戦力を求める現場の声に応えるためだと思われます。

また、受講者も多く、その受講者のニーズに合わせて、ホームヘルパー2級の講座は、通信教育・通学によるもの(土曜日曜型・平日型・夜間型等)、様々なものがあります。

ホームヘルパー資格をお考えの方は、ホームヘルパー2級講座の受講という選択肢が最も有効でしょう。