HOME > 養成研修【その2:演習】 > 私の演習体験談

私の演習体験談

私は、養成講座の中で一番難しいと感じたのは演習でした。もちろん、受講生がペアとなって練習するのですが、それでも大変なので、実際、高齢者の方に、正しい方法で、しっかりと対応できるのだろうか?と最初は心配でした。

しかしながら、何度も何度も失敗をしたり、間違えたりしながらも、受講生同士教えあったり、励ましあったりするうちに、少しづつですが、自信がついていきました。担当の指導者から、「現場では、すべて教科書通りにいきません。でも、演習の基本がきちんとできていれば、応用はききます」と言われました。

演習の時間、「これくらいできればいいかな」、「できないけど、なんとかなるだろう」といった中途半端な気持ちはよくありません。うまくいかなくて辛いと感じることも何度もありますが、必ず現場で生かすことができると信じて頑張って取り組んでほしいと思います。

現場に出ると、シーツが汚れるたびに、何度も交換しなくてはならない場面がでてくるため、ベッドメイキングは、とても大切な作業となります。演習の時間では、臥床状態でのシーツ交換が大変難しく、何度も練習しました。だんだん、コツを覚えてできるようになっていきましたが、それでも100%できるようにはなりませんでした。受講生の中には、器用なんでしょうか?素質なんでしょうか?1回で、難なくできてしまう方もいました。でも、焦ることはありません。気にしないで自分のペースで練習することが大切です。

食事介助は、ビデオを見て、どのように行うかを学びました。持参した食事で、受講生同士が、練習をしましたが、お互い健康体であるため、演習で現場に近い経験をすることは難しいと思います。ただ、もしお子さんをお持ちの主婦の方の場合なら、赤ちゃんの頃、離乳食をどのように食べさせていたかを少し思い出すとコツがつかめるかもしれません。親のペースではなく、あくまでも赤ちゃんのペースで「根気よく待つ」、そして「汚しても笑顔」という対応をしてきたかと思いますが、それは、高齢者の食事も同じように考えてもいいのではないかと感じました。

緊急時の対応は、私自身救急法の上級の資格を所持していたので、それほど難しいとは感じませんでした。しかし、実際に高齢者が骨折したり、異物を飲み込んだとき、すぐさま行動にうつせるかどうかは、自分でもわからないと感じました。どれも同じことがいえますが、基本ができていれば、大丈夫と言い聞かせて前向きに取り組みました。
 
車いすの移乗は、シーツの臥床時交換の次に難しいと感じました。受講生とペアで行いましたが、受講生は高齢者の役ですから、できないからといって、私の思うように動いてくれることはありません。しかも、腰を痛めやすい作業なので、気をつけて行わないと、それこそギックリ腰になってしまいます。担当の指導者の方は、コツがあると話していらっしゃいましたが、なかなかそのコツがわからないまま演習は終わり、自分なりの移乗でしかできなかったため、実践で使えるのだろうか?という不安は残りました。
 
入浴は、演習ではできないので、ビデオを見て、学ぶしかありません。ただ、洗髪に関しては、受講生の中から数名高齢者の役と洗髪をする介助者の役を決めて行いました。私は立候補しませんでしたが、積極的に手を上げている受講生も多く、熱意を感じました。洗髪も、要は子どもがいらっしゃる主婦の方なら、ある程度の年齢まで、洗髪を手伝っていると思います。高齢者と同じというわけにはいきませんが、基本的には、優しく、丁寧に洗髪してあげる心がけは大切です。